子どもの笑顔で元気をもらう。
私は保育士になって5年目になります。中学生の頃から保育士になりたいと思うようになり、自分の夢になりました。そして就職が決まり、保育士になるという夢は叶いました。
しかし、学生の頃、実習中に声かけの仕方が分からず、うまく子どもと関わることができなかったこともあり、保育士としてやっていけるのか不安になったり、先輩保育士の方が主として子どもをうまく引っ張っているのに対して、私は全然子どもを引っ張ることができず、自信をなくして落ち込んだりすることがありました。
その中で子どもたちの前に立った時、自分の声かけなどで、子どもたちから笑顔が見られる瞬間、もっともっとこの笑顔が見たいという気持ちが強くなりました。
働き始めは自信もなく、子どもとの関わり方も分かりませんでした。しかし、先輩保育士の方からアドバイスを頂き、子どもの名前を呼んで関わったり、一緒に遊んだりする中で信頼関係が築け、子どもも自然と笑顔になり、私に関わりを求めてくれるようになりました。今では、子どもによって声かけを変えてみたりして、その子に合わせた対応ができています。子どもの笑顔で元気をもらったり、頑張ろうと思えることもたくさんあり、子どもと一緒に成長していると今は感じています。
保育の中で、排泄がまだ確立していなくて、紙パンツにしてしまっていた子どもがトイレでできるようになったとき。お皿やフォークの持ち方を教えてもらい、上手に持てるようになったとき。今まで大人に手伝ってもらっていた着替えが自分でできるようになったときなど、自分でできることが増え、子どもが成長したなぁと実感できる姿を見て私もうれしくなります。そして、子どもの成長を近くで見守ることができる保育士という仕事を選んでよかったと感じます。
大変だから、大きなやりがい。
子どもの成長は一瞬一瞬違います。私は2歳児を受け持っていますが、みんなが同じように成長はしていきません。いろんな子どもがいます。たくさんの子どもがいて大変だなと感じることがあるかもしれません。それでも一人ひとりの成長を見守ることが保育士の仕事だと私は思っています。
この桜会の保育園は4園あります。桜会の先生たちで旅行に行ったり、レクリエーションをしたりして交流する機会があります。また、手遊びや歌などを学ぶ研修や救急救命でAEDの使い方を学ぶ研修など、さまざまな研修会に行くこともあります。これから保育士になるに向けて、たくさん学ぶことがあると思います。子どもとたくさん関わってさまざまなことを身につけ、一緒に子どもの成長を見守っていきましょう。